耳栓は睡眠時に使用することで快適な睡眠を実現してくれます。気になって眠れなかった騒音が遮断できるので、睡眠の質が格段にアップしますよ。この記事では、耳栓を睡眠時に使用するメリットとデメリット、そしておすすめの耳栓10選をご紹介します。
睡眠時の物音が気になるなら耳栓がおすすめ
睡眠をしっかり取ることは、生活の質の向上に繋がります。なかなか寝付けなかったり、寝ても微かな物音で目が覚めてしまったりして十分な睡眠が取れないと、疲れが取れず日中に眠くなってしまうという悪循環になってしまいます。
もし睡眠や睡眠中の物音が原因なら、耳栓を使用することで解決できるかもしれません。
耳栓の効果とは?
耳栓の効果は音を遮断することです。
「しっかり寝なくちゃいけない」と思っているときこそ、周りの物音が気になって仕方がないということはありませんか?
例えば耳栓をつけることで、他人のいびきや外から聞こえる車の音や室外機の音、また新幹線や飛行機で移動中に眠る場合は、乗り物の音や人の話し声などを遮断してくれます。
睡眠中に余計な音が聞こえないので、ぐっすりと快眠ができ、睡眠の質が向上するでしょう。
耳栓の悪影響はある?
睡眠中に耳栓を使うことで起こる悪影響はあるのでしょうか?正しく装着し、いつも耳栓を清潔にしていれば特に心配することはありませんが、以下のような影響も考えられます。
耳の痛みや閉塞感
耳栓を長時間つけていることで、耳が痛くなったり、閉塞感を感じることがあります。
そんなときは、耳栓のサイズや素材が自分の耳に合っているか、また正しく装着できているかを確認してみましょう。自分に合った耳栓に変えることで解決できるかもしれません。
耳鳴りや音が聞こえにくくなる
耳栓を頻繁に使用している方は、使っているうちに耳鳴りがするようになったり、音が聞こえにくく感じたりすることがあるかもしれません。
その原因のひとつとして考えられるのが、何度も耳栓を使用することで耳垢を奥に押し込んでしまっているということです。
感染症の発症
耳栓を清潔な状態で使用していないと、小さな傷からバクテリアなどの菌が入り、感染症になってしまうことも考えられます。
目覚ましの音は聞こえる?
耳栓をしていると、目覚ましの音が聞こえるのか気になる方も多いでしょう。結論としては、目覚ましの音は耳栓をしていても聞こえます。
なぜなら、耳栓が主に遮音している生活音と、目覚ましで鳴る音は音の領域が異なるからです。
耳栓の選び方のポイント
初めて耳栓を使用する方は、どのように耳栓を選んだら良いのか悩んでしまいますよね。こちらでは、耳栓と選び方のポイントを解説します。
耳栓のタイプで選ぶ
一口に耳栓と言っても、さまざまな素材や形状のものがあります。好みの感触や装着しやすい形状に合ったつけ心地、そして自分の耳に合ったものを選ぶのがポイントです。
フォームタイプ
スポンジやウレタンなど柔らかい低反発素材の、一般的な耳栓です。装着する際は、押し潰して小さくしてから耳穴に入れフィットさせます。
柔らかい素材なので長時間使用にもおすすめで、睡眠時にも違和感が少ないでしょう。基本的には使い捨てタイプが多いのが特徴です。
フランジタイプ
フランジと呼ばれるヒレが特徴的な耳栓です。グリップ付きのものが多いので取り外しがしやすく衛生的。水洗いできる素材なので、繰り返し使用できるのがポイントです。
デメリットは、フォームタイプより硬めの素材なので、形状やサイズが合わないと耳が痛くなる原因になってしまうこと。大きな機械などを使う場合などの短時間の使用に向いています。
シリコンタイプ
粘土のように自由な形に成形できるタイプの耳栓です。耳穴の奥まで入らないので、閉塞感が苦手な方にもおすすめです。また、水に強いので水泳にも適しています。
デメリットは、他のタイプより遮音性が低いことです。大きな音を防止する必要のない、比較的静かな場所での睡眠や集中力をアップしたいときなどに使用すると良いでしょう。
デジタルタイプ
こちらは、耳栓とイヤホンが兼用になったタイプです。イヤホンから騒音を遮る音が出るタイプのほか、音は出さずにノイズキャンセリングするタイプなどさまざまです。
なかには睡眠に特化したタイプもあるので、試してみると良いでしょう。
遮音性で選ぶ
耳栓をする目的は、気になる音を防ぐことです。
遮音性を示す基準として、ノイズリダクションレイティング(NRR)がひとつの基準になっているので、選ぶときの指標にできます。
例えば、新幹線車内の相応レベルは約70dBといわれていますが、そこでNRR30dBの耳栓を装着することで、騒音レベルを40dBまでに抑えられます。こちらは昼間の住宅地やささやき声レベルの騒音です。
目的や用途で選ぶ
耳栓の選び方の最後のチェックポイントは、使用する目的や用途に合ったものを選ぶことです。
例えば、睡眠用に購入する場合でも自宅の寝室で使用する場合や、移動中に使用する場合で、装着時間や必要な遮音性が変わってくるでしょう。
睡眠時以外にも、オフィスや図書館などで集中したい、工事現場や工場などでも使用したいという場合もあるかもしれません。
睡眠時におすすめな耳栓10選!旅行や出張でも快眠したい方へ
ここからは、日々の睡眠はもちろん、旅行や出張時でも快眠したいという方におすすめな耳栓10選をご紹介します。それぞれの特徴を確認し、ご自身の耳に合った耳栓を選んでみてください。
【DKSHジャパン】イヤーウイスパーレギュラー
こちらの耳栓は、耳障りな高周波音のみをカットする設計になっていて、日常生活に必要な低周波音は耳栓をしていても聞き取りやすいのが特徴です。
弾性発砲ポリマー素材なので、柔らかく、押し潰した耳栓が広がることで耳穴を塞ぎます。
【MOLDEX】メテオ 8ペア
NRR33dBの業界トップクラスの遮音性を誇る『MOLDEX』の耳栓です。独自の曲線デザインは、耳孔内部の形にフィットし、最小の圧力で高い遮音性を発揮します。
低反発のウレタンフォーム素材なので、つけ心地も柔らかく、長時間の使用や睡眠時にもおすすめ。
【Rouly】睡眠用耳栓
耳栓のイメージを払拭するような、可愛らしいパッケージとカラフルなカプセルボックスが魅力のセットです。
NRR38dBの高い遮音性で騒音を防ぎながら、生活に必要な音は聞こえる設計なので安心して使用できます。
人間の耳の構造に合わせた緩やかな曲線デザインが耳穴にフィットするので、長時間使用しても痛みが起こりにくく抜け落ちないのが特徴です。
【WUTAN】ノイズリダクションイヤープラグ
クラゲバイオニクスという斬新なデザインの耳栓です。グリップ部分が、耳の外側に固定できるのでフィット感が増します。シリカゲル素材で柔らかく、長時間使用しても耳が痛くなりにくいのも魅力。
NRRは33dBなので、睡眠やさまざまな用途で活躍するでしょう。水洗い可能で何度も繰り返し使用できます。
【EarZzz】シリコン 2個セット
こちらの耳栓は、日本人の耳に合わせて設計されたデザインが特徴で、2つのヒレがついた特殊構造の形状が耳穴に吸い付くようなフィット感を実現しています。
高品質なシリコン素材で、つけ心地も抜群。柔軟性があり短めのフォルムなので、睡眠時に抜けにくく寝返りの邪魔にもなりにくいのが魅力です。
【Quietide】睡眠用耳栓
デザイン性と機能性のバランスが良い『Quietide』の耳栓です。欧州連合を中心とした遮音性規格SNRは31dBで、アラームや警報などは聞き取りやすく、騒音のみを遮断する設計です。
リキッドシリコン素材で柔軟性が高く、外耳道の形状にフィットする特殊なデザインで、寝返りしても抜けにくく痛くなりにくいのもポイントです。
【DONGSHEN】睡眠用耳栓
こちらはプラグタイプの耳栓ですが、ソフトなシリコン素材と軽量デザインで長時間装着しても不快感を感じさせません。
2種類のサイズのものが入っているので、左右の微妙な大きさの違いにも対応可能。
【Loop】Quiet睡眠用耳栓
こちらの耳栓は、非常に柔らかいシリコン性の耳栓で、つけ心地の良さと耳へのフィット感を実現しています。睡眠時に寝返りをしても抜け落ちにくいループ型のグリップがついているのが特徴です。
27dBのノイズキャンセリングで、眠りが浅くて悩んでいる方の深い眠りをサポートします。もちろん乗り物の騒音や、集中して仕事や勉強をしたい場合にもおすすめです。
【Bose】Sleepbuds II
ヘッドフォンやステレオに定評のある『Bose』が、睡眠用に開発したデジタルイヤホンです。ヒーリングサウンドで速やかな入眠と、ノイズマスキングテクノロジーで騒音を遮断し朝までぐっすり快眠できます。
また、専用アプリでお気に入りのサウンドを探したり、本人のみに聞こえるアラーム設定などの便利機能も充実しています。
【1MORE】ComfoBuds Z
こちらは、わずか2.7gの超小型・軽量の睡眠用に特化したデジタルイヤホンです。耳にフィットするカナル型で、横向きに寝ても違和感がありません。
あらかじめペアリングの設定をしておくことで、ケースを開けただけでスマートフォンなどのデバイスに自動接続します。
自分に合った耳栓を選んで旅行時の睡眠の質を維持しよう
耳栓は、普段なかなか寝つけないという方や、環境が変化する出張や旅行時に使用することで快適な睡眠をサポートしてくれます。
さまざまな素材や形状、サイズがあるので、自分の耳や目的に合ったものを選ぶことが大切です。また、正しく装着しいつも清潔な状態で使用することで、耳のトラブルを防止できます。
持ち運びに便利なケースがセットになった商品なら、旅行で持ち運ぶのにもぴったりです。ぜひ、自分に合った耳栓を選んで快適な睡眠を実現しましょう。