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本当に高い?エアトリの手数料・キャンセル料を他サービスと比較してみた

本当に高い?エアトリの手数料・キャンセル料を他サービスと比較してみた

「エアトリ」を利用する際に気になるのが、手数料やキャンセル料に関する情報です。

「手数料やキャンセル料が高い」という口コミが見られるため、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エアトリの手数料体系やキャンセルポリシーについて詳しく解説します。

実際本当に高いのか、他社サービスと比較もしていますので、ぜひ参考にしてください。

目次

エアトリで必要になる手数料の種類

エアトリで航空券代に加算される手数料には、以下の種類があります。

国内線航空券取得時 国際線航空券取得時
・航空会社の取扱手数料
・事務手数料
・航空会社の取扱手数料
・支払い手数料
・海外諸税(燃油サーチャージ等)
・空港施設使用料

手数料の種類ごとにもう少し詳しくご紹介します。

航空会社の取扱手数料

まず、航空会社へ支払う取扱手数料についてです。これは、航空会社ごとに金額が決まっています。

エアトリが航空会社へ支払う取扱手数料の図

エアトリが片道料金ごとに手数料を必要としている理由

画像を見ても分かる通り、航空会社ごと・片道分ごとに取扱手数料が必要になることがわかります。

各航空会社の手数料金額は以下の通りです。

航空会社名 取扱手数料
ANA:全日本空輸 4,400円
JAL:日本航空 4,400円
IBX:IBEXエアラインズ 3,300円
SFJ:スターフライヤー 3,300円
ADO:エア・ドゥ 3,300円
APJ:Peach 3,740円
JJP:Jetstar 5,400円
SNA:ソラシドエア 3,300円
FDA:フジドリームエアラインズ 2,500円
SJO:SPRING JAPAN 3,300円
SKY:スカイマーク 2,600円
JTA:日本トランスオーシャン 4,400円
RAC:琉球エアーコミューター 4,400円

また、海外航空券の場合は往復でまとめられた金額が表示されます。

エアトリの海外航空券手数料の例1つ目

エアトリの海外航空券手数料の例2つ目

行き先や航空会社によって料金が変わりますが、航空会社の取扱手数料は「4,000円〜5,000円前後」が多いようです。

事務手数料・支払い手数料

続いて、事務手数料または支払い手数料についてご紹介します。

国内線は複数の支払い方法が使えますが、それぞれで手数料金額が異なります。合計金額に「事務手数料」と記載されます。

国際線の場合は「支払い手数料」と記載されます。国内線よりも使える支払い方法が限られます。

事務手数料(国内線利用時)

国内線の事務手数料金額は、支払い方法を選択すると表示されます。

エアトリの国内線の事務手数料金額

国内線利用時の事務手数料は平均5%〜8%で、航空券の値段が高くなると、手数料も高くなるようになっています。

支払い方法 手数料率
クレジットカード 合計料金の5%
PayPay 合計料金の5%
Amazon Pay 合計料金の8%
PayPal 合計料金の8%
コンビニ決済 合計料金の5%
銀行支払(ATM・ネットバンク) 合計料金の5%
Paidy(あと払い) 合計料金の8%
メルペイ 合計料金の8%
LINE Pay 合計料金の5%

支払手数料(国際線利用時)

国際線予約で利用できる支払い方法は「クレジットカードのみ」のケースがほとんどです。

総合計が表示された際に、「支払手数料」として一律1,870円が加算されます。

エアトリはクレジットカード払いに手数料が必要

「利用可能な決済方法(お支払手数料 ¥1,870):クレジットカード」などと小さく表示されていますので、ご注意ください。

エアトリの手数料は本当に高いのか?他社との比較

エアトリは手数料が高いと言われていますが、手数料を含むトータルでの金額はどの程度なのでしょう。以下の4つのサービスで、国内線と国際線の価格を比較してみました(2023年9月調査時の価格)。

比較したサービス
  • エアトリ
  • サプライス(HIS)
  • エクスペディア
  • Trip.com

【東京―ソウル】

4サービスの費用比較表

サービス名 往復航空券(表示金額+手数料)
エアトリ 53,250円
(51,380円+1,870円)
サプライス 51,520円
エクスペディア 50,420円
Trip.com 49,460円

韓国行きの航空券で最安値だったのは「Trip.com」でした。Trip.comは中国系の企業が運営しており、特に渡航先がアジア圏の場合に、安い航空券が見つかりやすくなっています。

【東京―ニューヨーク】

4サービスの費用比較表

サービス名 往復航空券(表示金額+手数料)
エアトリ 158,380円
(156,510円+1,870円)
サプライス 197,680円
エクスペディア 149,310円
Trip.com 192,050円

ニューヨーク行きの航空券で最安値だったのは「エクスペディア」でした。エクスペディアは「手数料なし」を売りにしており、同じハワイアン航空を利用するエアトリと比べ、安くなっていました。

【羽田―関空】

4サービスの費用比較表

サービス名 往復航空券(表示金額+手数料)
エアトリ 24,220円
(13,420円+10,800円)
サプライス(国内はHIS) 19,820円
(13,420円+6,400円)
エクスペディア 13,670円
Trip.com 14,430円

国内航空券では、検索結果だけを見るとエアトリ・HISも安いのですが、この2社には手数料が含まれていません。最初に提示される価格に手数料が含まれているエクスペディアと比べ、加算されるエアトリ・HISは高くなってしまいました。

他社サービスと比較をしてみてわかったことは次のとおりです。

  • 航空券だけの価格はエアトリも安い
  • 加算される手数料が高いのでエアトリが最安値ではなくなるケースがある

航空券単体で見ると、エアトリが安いケースもありますが、手数料が高いのは事実でした。航空会社に支払う金額「取扱手数料」が、他社に比べて高いようです。

特に、HIS系列のサプライスと国内航空券を比較したケースが、分かりやすいでしょう。

サプライスは国内航空券検索を親会社のHISに頼っているのですが、実はHISの国内航空券検索システムは、エアトリに頼っています。

そのため、検索結果に表示される航空券はエアトリと同じ内容でした。にも関わらず、手数料が異なっているため、合計金額を比較すると差が開く結果になりました。

どのサービスを利用するとしても、最終的に支払う金額の合計額が満足できる内容かどうか、必ず確認してから決済するようにしてください。

また、航空会社で直接航空券を購入する際にも注意点があります。

格安航空会社として知られるPeachやジェットスターなどLCCで直接航空券を購入する場合、クレジットカードやキャリア決済など、支払い方法に応じた手数料を取られるケースがあります。

実際に購入する際には、最終価格を必ずチェックするようにしてください。

エアトリの予約キャンセル料に含まれる項目

エアトリはキャンセル料が高いという評判があります。キャンセル時に必要になるのは以下の項目です。

  • 航空会社ごとの払戻手数料
  • 航空会社ごとの取消手数料
  • 取消手続手数料
  • 振込手数料

航空会社ごとの払戻手数料

航空券のキャンセルには、航空会社ごとに「払戻手数料」がかかります

ANAなら440円、スカイマークなら500円などです。航空会社によって、次に紹介する「取消手数料」のみの場合もあります。

航空会社ごとの取消手数料

航空券キャンセルにかかる取消手数料は、航空会社ごとに定められています

例えばANAの場合「搭乗日55日以前なら0円、それ以降は30%〜60%」と異なる手数料がかかるケースや、「購入後から運賃の5%」が必要になるケースもあります。

スカイマークの場合も、「普通運賃の場合は0円(出発時刻以降5,000円)、セールチケットは2,500円〜5,000円(出発時刻以降払戻不可)」など異なります。払戻不可のケースもあり、注意が必要です。

航空会社ごとの取消手数料はこちらのページをご確認ください。

キャンセル料に関する注意事項

取消手続手数料

「取消手続手数料」は、エアトリのキャンセル手続きに対する手数料です。

こちらは一律「2,800円」が加算されます。

ただし、入金する前にキャンセルする場合は、取消手数料は発生しません。

振込手数料

返金の際の金融機関への振込手数料は利用者負担になります。

コンビニ払い等を利用した方が返金を受ける場合、金融機関への振込手数料は「760円」です。

キャンセル料はいつから発生する?

エアトリで予約した航空券のキャンセル料発生のタイミングは、入金以降になります。

入金前ならキャンセル料は発生しないので、もし間違えて購入した場合は決済手続きを行わなければ自動的にキャンセルになり、手数料もかかりません。

それ以降のキャンセルについては、航空会社のキャンセルポリシーや航空券の種類によって、対応が異なります。

例えば先にご紹介したANAの場合、「搭乗日54日前」以前であれば無料でキャンセルが可能ですが、それ以降だと運賃の約30%〜60%のキャンセル料が発生します。

ただし、割引されているチケットの場合は購入後すぐ5%のキャンセル料が発生するケースもあります。

スカイマークも同様で、安く販売されたチケットの場合、キャンセル料100%となり、返金不可のものもあるので、注意が必要です。

LCCのPeachやジェットスターなどは、最初からキャンセル料負担が100%なので、万が一出発できないことになっても、返金されないと考えておいたほうが良いでしょう。

エアトリには急なキャンセルに対応する保険あり

エアトリでは急な体調不良などで海外旅行がキャンセルになった場合でも、航空券代を補償してもらえる保険を取り扱っています。

  • チケットガード保険
  • 旅行キャンセル保険

不安がある方は、検討してみると良いでしょう。それぞれの補償内容などは以下のページから確認してください。

エアトリのキャンセル保険

エアトリでキャンセルできない航空券はある?

エアトリで予約できるものは、全てキャンセルできます。ただし、支払った金額が返金されないケー
はあります。

例えば、PeachやジェットスターなどのLCCは、「予約変更が有料」「取消・払い戻し不可」のケースが多く、基本的に返金はされません。

ただし、台風やハリケーンなどの天候不良や、ロックダウンなどの影響で欠航した場合、全額返金になるケースもあります。そのため、まずは航空会社へ確認し、その上でエアトリにキャンセルの連絡をするといいでしょう。

また、エアトリの「取扱手数料」は返金対象にならないため、キャンセルしても返ってきませんので、ご注意ください。

まとめ

エアトリは、航空券やホテル、ツアーなどの予約を手軽に行える便利なサービスですが、手数料やキャンセル料に関するポリシーを理解することは、予約時にトラブルを回避するために重要です。

エアトリを使って旅行を検討している方は、手数料の種類やキャンセルに関するルールを理解して、より充実した旅行にしてください。

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